スイッチを押すとき ~君達はなぜ生きているんだ?~ 2006.7.18 19時~

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◆期間:2006年7月11日(火)~7月19日(水) 座席Bブロック18
◆劇場:青山円形劇場
◆原作:山田悠介 (文芸社刊 『スイッチを押すとき』より)
◆脚本・演出:岡本貴也
◆出演:永山たかし 肘井美佳 菅原卓磨 MITSU(D&D) 田上ひろし(劇団SET

どっかのチケットサイトにちょこっと紹介してあるのを読んで、設定が面白そうだったので、足を運んでみましたが、脚本も演出もうまくできていると思ったし、若い役者さんたちのストレートに感情が伝わってくるような演技でとってもよかった。
テーマは重いし、最後も悲しい結末でしたが、とてもころろにズシンと来るものがありました。
こんなの見たらかなりブルーになるかと思ったけど、以外にも今普通に生きていられる幸せを感じ、頑張って生きていかなきゃというちょっと前向きな気持ちになりました。
(ちょっと落ち込んでいたので)
今年の上半期でよかった3本に入ります。

あとはダラダラ書いたんだけど感想がまとまらない。ので、もしまとまったら追記します。
何のために生まれたのか、何のために生きているのか、自分から死ぬこととか、そんなことを色々考えていたら考えがまとまらなくなってしまいました。
原作も読んでみたいと思います。

GyaOで成宮君主演でドラマが見られます。興味がある方はご覧くださいませ。

以下はあらすじ

「そのボタンを押せば、君の心臓が止まる」
自殺するために作られたスイッチを持たされた10歳の子供たち。
実験材料になった彼らは次々とスイッチを押し青少年自殺抑制プロジェクト(通称YSC)は大きな成果を上げていた。
しかし、この研究所には、いまだ4人の生き残りがいた・・・・・。
自殺最多国ニッポンで、生きる意味を問う衝撃のストーリー!
-君たちはなぜ生きているんだ?- 公式HPより

発表作品がすべて10万部越。10代・20代のカリスマ作家、山田悠介作品の舞台化!
ということらしいです。
あまり本は読まないので、原作の山田さん全然知らんかった。
しかも81年生まれだそうじゃないですか!!
そんなに若いのにこんな設定よく考えるよ。
失礼ながら役者さんのほうも全然知らなくて、入ったとたん会場の雰囲気がいつもとなんか違うのがちょっとびっくりしました。
わかい・・・(^。^;)

10歳のころに無差別で選ばれ研究所に実験材料をして監禁されている子供たち。
次々と回りの友人たちがスィッチを押して行き、17歳になった今、残るはあと5人。
冒頭で登場しない一人が死ぬため、全体的に絶望に支配された重い雰囲気で始まる。
円形のステージを取り囲むように監視カメラが取り付けてあり、スイッチが押されるとすごい音が鳴り、スイッチが押されたことを知らせる。

そこの所長の佃は、日々罵倒、暴力などを使い、彼らを自殺に追い込もうとしている。
殆どの子供たちは1年~3年でスイッチを押すために、7年も残っている彼らは非常に珍しい。
なぜ彼らはスイッチを押さないのか?
最終兵器として新しく赴任して来た南は、彼らに優しく接する。
番号で呼ばれていた彼らを名前で呼び、本当は自殺させたくないといい、友達に彼らが欲しがっていたものを与えたりする、音楽が好きなキミヒロには五線譜、野球の好きなにはリョウタには硬式ボール。
今までの監視員とは違う・・・と思わせ、彼らの心に入り込む南。
しかし、リョウタだけが受け入れなかった。
恋心を寄せるマサミが南に惹かれて行くのに抵抗を感じたからだ。
南を信じ、悩みを打ち明けたヒロが、彼の策略どおりにスイッチを押す。
そこから南の策略が子供たちにもばれて、互いに疑心暗鬼になる。

南は実は青少年自殺抑制プロジェクトの初期の実験材料で、彼だけが10年以上も行き残っていたのだ。
彼はいまもスイッチを持っている。
そして今は、看守として自殺に追いやるほうでの立場でしか行き場所を見出せないでいた。
マサミと出会うことで、互いに惹かれ合い、改心して行く。
って、感じかな~?