恋愛はバトルだ!『プライベート・ライヴズ』 2006.9.5

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最近のハードスケジュールのおかげさまで、ちょっとお疲れだったせいか
特に期待していかなかったんですが・・・すいません。
う、いかん、ちょっとテンションさがっとるぞ!

プライベート・ライヴズ PRIVATE LIVES

作:ノエル・カワード
脚本:飯島早苗
演出:山田和也
出演:葛山信吾(エリオット) 久世星佳(アマンダ) 西川浩幸(プリン) ともさと衣(シヴィル)
@青山円形劇場 19:00~ 座席D-10

新婚旅行の夜に、別れた彼が!彼女が!
隣の部屋に、やはり新婚旅行にやって来ていた!!
いつの時代も変わらない男と女、
イチャイチャしていたのにメチャメチャ!?
魅力的なキャストで贈る名作コメディの究極


そしたら、面白かったです。
休憩を挟んで2時間半ちょっとでしたが、後半は笑いっぱなし。
軽いタッチのラブコメなんだけど、
ちらしや役者さんでイメージするおしゃれなものとはある意味まったく違いました。

1幕はホテルのテラス。隣りあった部屋に新婚旅行に来た元夫婦。
エリオットとアマンダは新しい相手とそれぞれ新婚旅行に来ていたが
相手のシビル、Mr.プリン(ファーストネーム忘れちゃった)から愛されているにもかかわらず
いまいちその幸せを楽しもうとしてません。
それに、今度結婚した相手は別れた前の相手のことばかり気にしてきます。
偶然再会した2人はやけぼっくりに火がついて、愛の逃避行へ!
うひょ~!久世さん、最初はバスタオルを巻いたお姿、次は深紅のイブニングとレス。
いろっぺ~、すっかり見とれてしまいました。

アマンダのパリの部屋に場所を移した、2幕3幕はもうしっちゃかめっちゃか。
最初はもうイチャ♡イチャ なが~い、キスもありますよ。思わずガン見。
ケンカしそうになったときの合い言葉は「♡のストレートフラッシュ」&2分間沈黙これはいいかも。
後半はもう取っ組み合いのバトル。
ちょうど円形なので、さながらリングのようです。
気持ちいいくらい思いっきりやってましたね。
顔も殴るし、電話の受話器で殴ったり(もちろんお芝居ですよ)
恋愛はバトルだ。肉体的にも精神的も。
私もむかしハデにやったことがありますが・・・・、近所から苦情が来たなぁ。
エリオット×アマンダはやってて気持ちよさそうだった。

エリオット×アマンダ
アマンダ×シヴィル
エリオット×プリン
シヴィル×プリン と色々バトルが見られますよ。
それぞれキャラクターの個性が出てて、おもしろいです。

あと、もう一人登場人物がいらっしゃって、これまた盛り上げてくれます。
お楽しみに。

1幕と2幕の間にはなんと20分の休憩があります。
そんなに長い舞台ではないのに、こんな長い休憩なんてと思いましたが
実は場面転換があるのです。
たしかに、このテラスでずっとやるの?とは思いましたが。
トイレから帰ってきたら、あらかたセットは作り上げられてました。
なんだ知ってたら、見てたかったなぁ。

昨日は火曜日だったせいか、2/3弱くらいしか入ってなくて残念でしたね。
私の座ったDブロック(2列目)なんて、真後ろなのもありますが
前と後ろの列だれもいないんですけど・・・両脇はなぜか固められていた。
どこの席でも見所があるように演出されていましたので、
お時間ある方は是非!
上質のコメディでこれもかなり笑えました!