クロムモリブデン『猿の惑星は地球』 2006.9.12

大阪芸大出身の劇団らしいですが、今年の春から東京に移転しての初公演のようです。
こちらもちょっとチラシに惹かれて行ってきました。
中野ザ・ポケットは初めて行きましたが、新しくてきれいなんですね。

クロムモリブデン『猿の惑星は地球』

作・演出　　青木秀樹
出演　森下亮　金沢涼恵　板倉チヒロ　重実百合　奥田ワレタ　木村美月　久保貫太郎　山中卓磨 
渡邉とかげ　板橋薔薇之介　朝光亮　橋本浩明(水の会)　高嶋ひとみ（スプラッシュアソシエイツ） 
倉田大輔(国民デパリ)  
＠中野ザ・ポケット　１９：３０～　座席Ｆー１２

先日、chobiさんも食べられたという「佐世保バーガー」で夕食。
ダイエット、ダイエットと思いつつ、何くっとるんじゃ！
隣のテーブルの女子２人組みは劇団に所属しているらしく、ある劇団員の話で持ちきり。
今から行くとこ一緒だなと、こんな若い子ばっかりで浮いちゃったらどうしようなんて
考えてましたが、私の列はなぜかおじさまばっかり。落ちつくぅ～。(´▽｀)

猿の惑星を元にしたような作品？（見たことないからわかんないんだけど）
１００年後の地球。
「ＳＡＲＵ」サルと「ＮＩＮＧＥＮ」人間が共存する世界。
サルが人間よりも進化していて、死ななくなっており、人間より優位に立っている。
しかし力などは人間が強いらしく、刀を携帯することを許されています。
携帯電話やメモリーなどと一体化したユニークなもの。
死なないというのも彼らにとってはつらいことで、死ぬことが将来の夢。
ある青年が見た「読むと死ぬ本」の夢を巡ってのおはなし。
夢を見た青年とガールフレンド、夢をネタとして買っている放送作家夫婦、夢を売る博士と助手（濃ー寝リアス）、詐欺まがいのことをしてる２人組み、人間の男の子と１００年の眠りから覚めた女の子、怪しいおじさんが絡み合ったりして、話が進んで行きます。

おもしろかったですね～。
生でギターやキーボードの演奏が入るので、迫力がありました。
笑いどころアリ、演奏あり、へんなダンスもあって飽きさせません。
セットも手作り感いっぱいで、自分たちで転換したり、とほほえましい。
衣装は原色いっぱいで、照明もポップな感じ。
１時間半勢いよく走りぬけたって感じです。
いいねぇ～若いって。

いつか死ぬからこそ、今を一生懸命生きられる。
そうですね～。
このまま死なないって分かってたら・・・どうなんだろ。
終わりのない旅ほどつらいものはないかも。
やりたいことも見つからない。
命の大切さなんかもわからない。
感情も乏しくなっちゃうかもしれないね～。

死なないＳＡＲＵたちなので「儚い蝉の一生」が大ヒット！
７日という時間が貴重なんです！