ONEOR8新作公演 「莫逆の犬」(ばくぎゃくのいぬ)

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■作・演出 田村孝裕
■CAST
田中直樹(ココリコ)
野本光一郎 恩田隆一 和田ひろこ 冨田直派 平野圭 伊藤俊輔
関川太郎
小林隆
@シアタートップス 19:30~

今日は都内へ出て、たまたま時間が夜空いたので当日券で行って来ました。
昨年は田村さんの作品を4本と一番見たのです。
コルトガバメンツ、椿組、LOVE30、ゼブラと(LOVE30は脚本のみ)
そして、椿組の作品が昨年1年見た中で一番よかったなーって思っていたのだ。

今回はとっても切なかった。
田中さんの演技もとてもよかったです。
熱演でしたね。
最後の美月に思い出の話をするとき、
美月が「思い出ではない、それは出来事だよ」って台詞。
ちょっと泣いてしまいました。

とはいっても、美月の心理描写がもうちょっと描かれていたらなー。
台詞の端々には出てきていたけど、いきなりヒステリックになるのもちょっと伝わりにくかったし・・・
どっちが主役なんだーってのもあったし、
なんせ1999年から10年近くの時間の流れがあるので、その辺も厳しかったかもしれません。
場面転換のやり方はホントお上手。
今回は10年近くのときの流れがあるんだけど、場面が変わるときに舞台から人が掃けるわけではなく
そのままですっと流れるんだよね。いなくなる人もいるんだけど、トイレに行っていなくなったけど、違う人がトイレから出てきて次の場面になっているっていう。
田中さん出ずっぱりだったので、劇団員の方の出番が少ないのがちょっと残念でした。

1999年ていえば、ノストラダムスね、世紀末思想ね。
もうそんなん忘れつつあるけれど
あのころはまだわたしも若くて元気だったので、世界が終わってしまえばいいのにーとかは思っていなかったけど、追い詰められていたらいっそこのまま地球も大予言どおりに・・・って思ってしまうかもね。

あとね、これ書くまで気がつかんかったんだけど、真逆だって思っていたよ・・・( ̄□||||!!
莫逆ね・・・使ったこともないわぁーっていうか、知らんでした。(意味調べました)