源氏物語千年紀 石山寺の美

とんちゃん源氏物語って結構好きなんですよ。
昨年、奈良に行った際に宇治まで足を延ばしたかったのですが、奈良に夢中で時間取れませんでした。
横浜美術館でも特別展示があったのですが、行こうと思った日が休館で、ってなんだか縁がないなぁ。
ということで、昼間の予定がなくなって時間が空いたので「ムサシ」の前に行ってきました。

石山寺でインスピレーションを受けて、源氏物語を書いたという伝説がありますね。
平安の時代は長谷寺と並び、石山寺詣でが一種のレジャーだったみたいですね。
いろんな物語に出てくるもんね。
琵琶湖のほとりにあって、お寺には船で接岸してはいるってのをなんかで読んだことあるなー。
式部の観月の構図の作品がたくさんありました。
平安時代だけでなく、その後1000年の間の現在に至るまで当時の芸術家がくりかえし作品に残していて、改めて長い間読み継がれていたことがわかりますね。
ところで屏風って、霞の中に絵が描かれているのは何でなんでしょう。小さいころからずっと疑問。

石山寺もいつか行ってみたいなぁ。


で、オススメ本を
「源氏の君」とではなく、もう「うちの大将」と呼んでしまいますわ。

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「私本 源氏物語」(文春文庫)

「春のめざめは紫の巻―新・私本源氏」 (集英社文庫)

「恋のからたち垣の巻―異本源氏物語」(集英社文庫)

とんちゃんは田辺聖子さんの大ファンなので、源氏物語だけではなく古典や王朝ものはほとんど田辺さんの作品を通じてという感じです。
初めて読んだときは面白くてびっくりしたなーー。
結局、3冊とも買って友達に強制的に貸しましたわ。
女三宮のお話が一番好き。彼女って原典ではなんだかぽやっとしていて、何を考えているかよくイメージがわかない人なんだけど、これを読んですごく立体的になったんだよね。なんだか親しみをもてたのです。

「恋のからたち垣の巻―異本源氏物語」の中島らも氏のあとがきは秀逸。そうなんだよ、言いたいのは!
らもさんの本をまとめて買ったので、今から読みまーす。