国立劇場初春歌舞伎『旭輝黄金鯱』 2010.01.03

3日の国立劇場で観劇初めを迎えました。
友達はお着物で登場。いいなー。
ま、私は実家じゃないからしょうがないか。

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初日はお正月らしく役者さんたちで鏡割り。菊ちゃん、真っ白でお肌すべすべだった。負けたかも。。。
枡酒ももちろんおいしくいただきました。

お芝居は柿木金助が江戸時代に大凧に乗って名古屋城金鯱のうろこを盗んだお話をもとに書かれた並木五瓶作「けいせい黄金鯱」の復活狂言です。なんでもそのせいで名古屋では戦後(だっけ?)まで凧を揚げてはいけなかったという。
今年は名古屋開府400年、寅年(鯱は魚偏に虎)に因んでの上演です。
以下ネタバレありです。
初日なのに役者さん台詞ばっちりでしたね。生放送もあるので大変だろうなぁ。
やるほうも見るほうも初めてなので、手探り状態なところはまだありましたが、たのしかったです。
「大凧宙乗り」は命綱なしなんですってーーー。ロープを巻いただけで。
金鯱を盗んで凧で逃げるのかと思ったら反対で、大凧に乗って名古屋城の屋根に舞い降りると構成でした。逃げるのはなんと、金鯱に乗って!
あ、ここでみんな休憩だと思ったらしく、結構の方が席を立たれていました。見逃しちゃった人とかたくさんいたんじゃないかなー。暗くなるので席に戻れないし。
大詰めの御師大黒戎太夫内の場は楽しかった。菊五郎さん千手観音気に入っているのね。真正面から是非見てみたかったです。菊ちゃんの本水での「黄金の鯱つかみ」は迫力ありました。なんでも温水だと帰って風邪を引くそうです。「1月の水は冷たい」そうです。
個人的には時蔵さんの老け役はもったいないかな。
劇場内もお正月らしくて楽しく過ごせました。

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名古屋開府のキャラクター「はち丸
あの河村市長も来られてたそうですが、あえずじまい。