ＹＥＢＩ大王 新宿梁山泊 2006.9.14

カンフェティのプレゼントであたっちゃった。(〃⌒∇⌒)ゞ♪
ラッキー　(○゜ε^○)v
２名までＯＫだったんだけど、なかなか見つからず結局１人で行っちゃいました。(。＞0＜。)

ＹＥＢＩ大王 　新宿梁山泊

作・洪元基／翻訳・馬政煕／演出・金守珍
[出演] 金 守珍・コビヤマ洋一・大貫 誉・三浦伸子・梶村ともみ・渡会久美子・沖中咲子
池田実香・広島 光・米山訓士・目黒杏理・染野弘考
黒沼弘己・海童須美寿(劇団1980)・endy・閔 栄治・蔵重優姫・佐藤正行
〈武人会〉 川畑信介・秋元英明・山村秀勝・森 祐介・加藤千秋・外村和雄・小林由尚・平屋さゆり・櫂作真帆・南香緒里 
＠新宿FACE　(ヒュ－マックスパビリオン新宿歌舞伎町7F)１９：００～　座席南６－１

【ものがたり】遠い古代のアジア、ある王国の王／エビは世継ぎの王子に恵まれない事で、神を呪い、最後に産まれた７番目の王女を川に捨ててしまう。自らの血脈の存続の為に固執するあまり、国政を顧みず、娘たちは権力争いの果て国は分断され、民は戦と疫病で死んでいく・・・。捨てられた王女は自らの素性を知らずに成長したが。運命のいたずらで、父親であるエビの子供を産む為に後宮へと送られるが・・・。 現世と来世を行き来する死神たち、神に死期を忘れられた為、永遠に生きる老人、人生の本来の価値を見出せず悲劇を招く王、その中で、未来に託した希望とは・・・。
　 アジア版リア王ともいうべき叙事詩を、神話と歴史の境のない古代アジアの自由な感性で表現した作品。 

去年、筧さんがやられていてちょっと気になっていたんですが、行かずじまい。
韓国に伝わる神話をベースにした舞台でした。

アジア版リア王と言われるように、エビ大王の物語。
大河ドラマといってもいいくらいでした。
エビが自分のおろかさのために落ちぶれて、娘たちの私欲のために国が分断、乞食のように国をさまよう。
しかし、リアは最後娘も失い、とても悲惨な悲劇でしたが、エビは違った！
最新兵器を自分の軍にとりいれ、国を再度取り戻します。
意外と新しいもの（鉄）を受け入れる懐の深さや、再び王として君臨するバイタリティには、びっくり。
自分の捨てた娘のみ男子を生むことが出来ると知りますが、
エビは自分のおろかさに気づき、やっと死を受け入れられます。
捨てられた娘は別の男性と幸せに暮らします。
いちお、ハッピーエンドです。

普通の舞台の手前に四角いリングがあって、３方から見られるようになっていました。
その横には、サブステージがあって３人でいろんな楽器を演奏します。
シンセ、ギター、ドラムばかりじゃなく、横笛、三味線などなどなどなんでもこなされていました。
しかも彼らは演技もされるのでビックリ！
エビを迎えにくる死神役です。
あと、ちょっとしたコントもやったり、
死神だけどコミカルな役どころで、ちょっとホッとします。
殺陣陣や踊りもちょろっとありました。
どこまでもエビを守る”ヒカリ”の忠義深さには感心しました。

自分は女だから、男が重要視されるのはやっぱ仕方にゃーなーと思ったり。
実家九州だし、年子の弟がいるんだけど何かと言えば、なにかといえば弟ばっかり・・・
私の方が上なのに、(=｀(∞)´=)
と、不満を日々募らせて育ってきたところがあるのでのですよね～。
今はもう実家はなれて随分経つのでそんなのどうでもよくなってきているけど、
それに弟が実家を次いでくれて、結婚して母親と同居してくれているので、ありがたいとは思っています。
そのおかげであたしゃ好きなように暮らせてるんだけどね～。

翻訳劇とは思えないくらい、台詞のリズムがよかったです。
わぁ、当たってお得でした。
あ～ん、なんでだれも付き合ってくれないの？？(。￣ｘ￣。)
こんなん付き合ってくれる観劇友もっとほしいよ～。